定期検診について

皆さんこんにちは、学芸大学にある碑文谷さくら通り歯科クリニック院長の太田です。
今月から定期的に「歯の話」を公開していきます。今月は「定期検診について」です。

受けていますか? 歯の定期検診(メインテナンス)

皆さんのなかには、歯医者さんというのは、歯が痛くなったり歯茎が腫れたり、「悪くなったら行くところ」だと考える方が少なからずいらっしゃると思います。けれど歯が痛くない状態であっても、定期的に、例えば半年に一回、歯や歯茎をチェックしてもらう、ということをすることはお口の健康のためにとても良いことです。
また、治療を終えて治ったとされる歯であっても、その後も毎日使われ続けると、徐々に状態が変わってきて、歯の手入れや食生活によっては、また治療が必要となってしまうこともあります。治療が終わっているから大丈夫とは言えないのです。

歯の定期検診では、よくPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning=専門家による機械的歯面清掃)という手法を用いて行われます。
その方法を順を追ってみていきます。まずはお口のなかの状態のチェックを行います。
プラークが付着の程度はどうか?
歯茎の色や硬さは?
歯の汚れはないか?
むし歯が新たにできてはいないか?
などをチェックします。このことで日ごろのケアができているかわかるので、十分でない方には口腔ケアの基本であるブラッシング指導を行ったりします。

続いて行うことはクリーニングです。フッ素が含まれる研磨ペーストを塗布したら、柔らかい三角形のプラスチックチップ(歯と歯の間に使います。)や、丸いラバーカップやスケーリングブラシ(歯と歯茎の間の部分)などを使って清掃し、プラークや着色物を落としていきます。研磨ペーストを洗い流して、仕上げにフッ素を塗って終了です。

最後に PMTCによる効果をまとめると次のようになります。

  1. 歯周病の予防
    プラークの除去、歯肉炎の症状改善
  2. むし歯の予防
    バイオフィルムを破壊し、プラークの再付着を防止。
  3. 歯がきれいに
    歯についた着色物(ステイン)の除去、光沢のある歯をつくる。
  4. 歯質の強化
    フツ素入りジェルを使用することで再石灰化を促進し、歯質を強化。

「治療」から「予防」へ歯科医院に行く、新たな習慣としたいものです。