月別アーカイブ: 2019年3月

お口のなかの金属アレルギー

皆さんこんにちは、学芸大学駅最寄りの碑文谷さくら通り歯科クリニック院長の太田です。
今月の「歯の話」は『お口のなかの金属アレルギー』です。

身につける金属に反応して、湿疹やかぶれ、かゆみなどが起こるのが金属アレルギーです。女性の場合であれば、指輪やピアス、男性であればベルトの金具や時計などに反応するのが一般的です。歯科でも金属を使うことから、歯科医療においても金属アレルギーは注意しなければいけないことがらです。
歯科医療での金属といえば、詰め物やかぶせ物に使われます。これらが金属アレルギーの原因となることがあります。

金属がイオン化してからだのなかに入ると人体は本来持っている免疫力で抗体を作ります。抗体が作られたあと、その金属がからだに入ると拒絶反応を起こします。そのときに金属を異物として外に出そうとするなどして、からだにも炎症やかぶれなどの症状が出ることがあります。これが金属アレルギーが起こるメカニズムです。
歯科医療においては、詰め物やかぶせ物に使われた金属が口のなかに溶け出しイオン化したものが金属アレルギーを引き起こします。
花粉症の場合に、去年まで何ともなかった人が、今年になって突如発症したりすることがります。金属アレルギーにおいても、今までは何ともなったのに突然症状が出たりすることもあります。また、症状が出る場所も口のなかばかりではないこともあります。これらの場合のように、口のなかの金属が原因だと分かりにくいケースもあります。

歯科での金属アレルギーのリスクを低くするために、以下のような方法が取られています。

  1. 溶け出しにくい金属を使う。溶け出しやすい金属としては、ニッケル、コバルト、パラジウムなどがあります。逆に溶け出しにくいのは、金、銀、プラチナ、チタンなどです。
  2. できるだけ同じ種類の金属を使う。数種類の違う金属があるとアレルギーを起こしやすいという調査結果があります。
  3. 金属を使⽤しない。金属の代わりにセラミックなどの素材を使います。
    金属アレルギーが発症してしまった場合は、原因となった金属を特定して取り除き、その後はその金属を使わないことでアレルギーを鎮め、再発しないように努めます。

アレルギー全般において、その発症を事前に予見することは非常に難しいとされています。せめて日ごろから、ご自分の体質はどのような特徴があるか把握するように心がけましょう。

入学/入社に備えてホワイトニングの勧め

今の季節は、人生の新たな出発に備えて、ホワイトニングを希望する方が多くいらっしゃると思います。
結婚式に次いで多いのがお仕事関係です。
なかでも就職活動前にホワイトニングでイメージアップをして気持ちも新たに臨まれる方も多いのではないでしょうか。
 
初めてお会いした時、「清潔感があり笑顔がステキな方」という印象を受けるためには、歯並びがキレイに整っていても歯の色がやや濃いと残念な印象になってしまいます。
そこで歯のホワイトニングをする事で白い歯になり自信を持った笑顔を手にいれてみませんか。
 
ホワイトニングの方法は、はじめにカウンセリングをさせていただき、次にシェードガイドの色見本を使って歯の色をチェックをします。
 
希望の色と明るさを一緒に確認し、一人一人にあったホワイトニングの方法を提案させて頂きます。
 
 
個人差はありますが、基本的に1回のオフィスホワイトニングで0.5~1段階ずつ白くなります。
オフィスホワイトニングは短期間で白くなりますが、色戻りしやすい傾向があります。
 
一方ホームホワイトニングは色戻りを防ぐ働きがあり、オフィスホワイトニングでの白さをより一層定着させるための大切なステップです。
 
当院ではオフィスホワイトニング2回とホームホワイトニングがセットになった治療をおすすめしています。
 
ホワイトニングを開始すると1回の施術ごとに少しずつ白くなっていきます。
 
施術後48時間は歯が色の影響を受けやすい状態になっていますので、色も濃いものや喫煙を控えていただきます。
 
 
オフィスホワイトニング2回目の施術後はシェードガイドで色を確認しビフォーアフターの変化を感じてもらいます。
 
歯に白さと明るさが出てきますと清潔感のあるお口元になり自身をもって笑顔で会話も弾むのではないでしょうか。就活だけではなく営業職やプレゼンなど人前で話す事が多い方にもぜひ、歯のホワイトニングをお勧めいたします。
 
ご興味があれば来院してカウンセリングを受けていただければと思います。
 
 

本格的な寒さを迎え、誤嚥性肺炎の予防

誤嚥性肺炎という言葉をよく耳にします。

一般的に肺炎といわれるものと誤嚥性肺炎と何が違うのでしょう?

誤嚥性肺炎読んで字のごとく誤まって肺に入ってしまった細菌が原因となり肺炎を起こす肺炎ですが普通の肺炎とは何が違うのでしょう?

普通の肺炎は、一般の社会生活を送っている人、すなわち健康な人あるいは軽度の病気を持っている人に細菌やウイルスなどの病原微生物が感染して、肺に炎症を起こす病気です。

一方誤嚥性肺炎は外からの細菌やウイルスではなく口腔内の唾液や細菌が誤って気道に入り込むことで起きる肺炎です。誤嚥は特に夜間に起こりやすく、誤嚥を起こしても「むせ」などの自覚症状がないことがあります。これを繰り返すと誤嚥性肺炎を起こします。

ですから誤嚥性肺炎を予防するにためには口腔内の細菌の量を減らすことが重要な要素となります。特に要介護高齢者において口腔衛生状態を良好に保つことにより、肺炎を予防することが報告され、介護予防という視点からも注目されています。

誤嚥性肺炎の予防

予防には2つあります。

1、機能的口腔ケア

口腔機能を保持し回復させることによ咀嚼、嚥下、発音などの機能の衰えを防ぎます。

いくつにになっても機能的口腔ケアで介護予防!!

機能的口腔ケア 写真1 機能的口腔ケア 写真2 機能的口腔ケア 写真3 機能的口腔ケア 写真4
できるだけ舌を前に出して、舌の可動範囲をひろげましょう。 舌で左右の口の両端をなめるように動かします。これによって、動きにリズムが生まれます。 舌を上あごにつけます。食べ物を上あごでおしつぶす練習になります。 唇をしっかり閉じる練習です。唇の筋肉を整えることにより、食べこぼしを防ぎ、飲み込みを助けてくれます。

 
(写真:静岡県在住・秋元さん 100歳)
出典:デンタルハイジーン 2004年5月 医歯薬出版株式会社
 
2、器質的口腔ケア
 

口腔内の歯や粘膜、舌などの汚れを取り除くことにより口腔内の細菌数をできるだけ減少します。

ケアを実施した人たちと口腔ケアを実施しなかった人たちを比べると、肺炎の発生率はおよそ40%減少させる効果もあります。

しかし実際自分以外の口腔内の掃除をすることは困難です。

高齢者歯科を専門に行っている先生が「普通の人にとっては自分以外の人の口の中はブラックボックスでどのように掃除をしていいかわからないものです!」おっしゃっていました。

要介護者の方は特に通院するのが困難でお口の中で困っていることがあってもなかなか相談することができないのが現状と思います。

上記のようなことでもしお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。