指しゃぶりから卒業

ずっと治らないのでは…、と不安な気持ちにもなるお⼦さんの指しゃぶりですが、個⼈差はあったとしても成⻑とともに⾃然に治まるものです。
しかし、学校に進む年齢になってもやめられなかったり、できれば早い段階で指しゃぶりから卒業させたいと、お考えになるお⽗さんお⺟さんもいらっしゃると思います。指しゃぶりを上⼿にやめさせる方法を考えてみましょう。

最初に意識してほしいことは、指しゃぶりをやめさせるのにあたって、指しゃぶりを指摘して注意したり、叱ったりするのはお⼦さんにとって⾮常なストレスになるので、あまりよくないということです。

ひとつのアプローチとして、まず指しゃぶりのことを忘れさせてしまうことを考えてみましょう。⽇々の成⻑のなかで遊びで⼿を使うようになると、指しゃぶりはしないようになってくるので、手遊びをたくさん教えてあげるのはよい⽅法のひとつです。
また、本を読み聞かせするときはいっしょに本を持つようにするなど、手を使わせる⼯夫はいろいろ考えられると思います。寝るときに指しゃぶりをするときは、手をつないで寝るようにするというのはどうでしょうか。指は使えなくなるし、スキンシップで安らかな気持ちで眠れるでしょう。

こちらの⾔うことが理解できる年齢になれば、「指しゃぶりはあまりいいことではない」ということを⾔って聞かせるという方法もあります。
具体的に⾔うと
⻭並びへの影響…「お話やお歌がうまくできなくなっちゃうよ」
⾃尊⼼・羞恥⼼に訴える…「赤ちゃんみたいだからだんだんやめていこうね」
衛⽣⾯…「⼿にはバイキンがいっぱいついているよ、なめると汚いんだよ」という感じでしょうか。
もちろん、指しゃぶりをしないよう気を付けている、指しゃぶりを我慢している、というお⼦さんには「褒める」ということも⼤切です。

そういった⼯夫をしてもなかなかやめられないときは、指しゃぶり防止グッズもあります。指に着けて指しゃぶりの感覚が得られなくするものや、⼈体には無害ですが少し苦い味のするコート剤などもあります。

どの⽅法をやってみるとしても、お⼦さんにもご両親にもストレスとならないよう気軽な⼼持で取り組んでください。⻭科医や⼩児科医もさまざまな例に対応できますので、かかりつけの先⽣に相談してみるのもよいでしょう。